心電図ってなーに??
心電図の検査は健康診断などで皆さんの多くは経験したことがあると思います。
では、ここで質問です。
体中に吸盤みたいな機会をペタペタと取り付けて、
いったい何を見ているのでしょうか??
一般の方でそれを知っている人はほとんどいません。
ということで今回のテーマは心電図です!(いつもいきなりでごめんなさい、、)
たまに患者さんの中でこういう方がいます。
「この検査、心電図っていうそうだけど、電気でビリビリしない?」
医療関係の人間なら、この患者さんの不安をすぐに取り払えます。
でも心電図の本質を知らないと、確かに不安になる気持ちもわかります。
心電図とは、言ってみれば、
「心臓の電気信号を記録するもの」
こう覚えてください。
つまり、心電図の機械から電気がビリビリ出てくるのではなく、
人の電気信号を受け取る機械であるということです。
では、心電図で一体何がわかるというのでしょう
代表的なもの3つ例を挙げていきます。
①不整脈:
心臓は一定のリズムで拍動しています。
でも皆さんの経験上、激しい運動すると胸がドキドキしますよね?
言ってみればそれも不整脈なのです。
すなわち、いつも一定のリズムで動いていた心臓が、
何らかの原因によって、不規則に動くことを言います。
不整脈にはそういった誰にでも起こりうることもあれば、
心臓が急に動かなくなったりする、危険な病気も含まれます。
それらの心電図を心電図を見て医師が皆さんの心臓の動きを見ていくというわけです。
②心室肥大
心臓が大きくなると、電気信号が大きくなって、
その結果心電図の波が高くなるということがあります。
心電図の波が高いからと言って、必ず心臓が大きいとは限りませんが、
超音波検査で心臓の動きを見る前に予想することができます。
③心筋梗塞
心筋梗塞とは、心臓を取り巻く血管が詰まってしまうことで、
心臓の動きが悪くなってしまう病気のことです。
また別の機会にこの病気と心電図の関係についてお話ししたいと思いますが、
心筋梗塞の患者さんは特徴的な心電図波形が出てきます。
その心電図が見つかったら、病院ではすぐに超音波検査で心臓の動きを観察し、
カテーテルという細い管を血管に挿入し、
血管に詰まっている塊を取り除く治療を受けることになります。
以上、心電図の導入も導入の内容でしたが、いったんここでお開きにします
ホントはここでは語り切れなかった内容が盛りだくさんありますが、
それだけ心電図は勉強すればするほど奥が深い検査なのです。
それではまたいつか